ここまで来ている!「がんワクチン」の治験状況

imasia_17373485_M

がんに対する治療法が多様化しています。
かつては不治の病でした。
しかし今なら?
がんで死亡するリスクは低減しています。
もちろん早期発見の技術も見逃せません。
さらに現在は「がんワクチン」が治験中とか?
これができるともっと選択肢が広がりそうです。

■治験とは
薬が世へ出るためには?
治験を経なければなりません。
とはいえ治験とは何でしょうか?
例えば治験には、次のような段階があります。
ちなみに治験と混同しやすいのが臨床試験です。
基本的に人を使った何らかの医療的研究のことを臨床試験と呼びます。
そのうち厚生労働省への申請を目的とした試験に限って治験と称するのが一般的です。

1.第一相試験
まず治療薬としての候補物質が絞られ、動物実験でも安全性と効果が確認できたら?
少数の健康な人に使ってもらいます。
いわゆる毒性試験であり、これを第一相試験と呼びます。
つまりいきなり病気の人に直接与えたら?
大変なことになってしまうからです。
もちろん健康な人だからと言って?
油断はできません。

2.第二相試験
第一相試験をクリアしたら?
次は少数の患者さんに試してもらいます。
第二相試験です。
ここでは本当に効果があるのか?
そして安全性に関しても問題ないのか?
チェックします。
さらにどんな投与パターンが適しているか?
つまり容量や用法に関しても調べます。
なおここでも多くの患者さんに投与してしまうと?
毒性があった場合に大変な事態が起きます。
焦ってはいけません。

3.第三相試験
第二相試験でも問題ないとなれば?
今度は多くの患者さんに使ってもらいます。
これが第三相試験です。
ここでは安全性と効果に関する比較試験が行われます。
つまりプラセボと呼ばれる偽薬を使う群と実際の薬を使う群に分けて調べます。
とはいえ先入観が生まれると困ります。
そのため患者さん、医者を含めた医療従事者自身も?
誰が何を使っているのか?
知らされません。
それだけ厳密にやるからこそ?
本当の効果が確認できるのです。

4.承認申請
第三相試験で統計的に有意な効果が認められ、かつ副作用が軽微と判定されれば?
厚生労働省に対して医薬品としての承認を得るための申請をします。
なおここまで来るのに?
10年以上、100億円以上かかると言われています。
ちなみに申請すれば?
よほどのことがない限り承認を受けることになります。
とはいえ実際に治療薬として使われてからも?
副作用情報などを元に最終検査を受けることになります。

■がんワクチンとは
現状の医療現場におけるがん治療法は?
第一に外科手術があります。
また放射線治療や抗がん剤などもあります。
とはいえそれでも副作用があったり根治に結びつかないケースもあります。
そこで第四の治療法として期待されているのが「がんワクチン」です。
具体的には樹状細胞ワクチン療法と呼ばれるものです。
つまり患者個々の白血球を培養します。
がん細胞と対峙する樹状細胞を増やします。
それを患者さんに注射で戻します。
こうして免疫力を高める治療法です。
元々は自分の細胞なので拒絶反応など深刻な副作用に苦しむこともありません。

■治験の進行状況
神奈川県立がんセンターでは治験の名目でがんワクチンを用いた治療が行われています。
2015年11月現在は、膵臓、食道、前立腺、大腸そして肺のがんが治療対象です。
また札幌医科大学では、2016年12月まで膵臓がんを対象とした治験参加者を募集しています。
なお東京大学では2015年9月まで募集していました。
とはいえ今でも問い合わせてみる価値はあるでしょう。
なお信州大学や福島県立医科大学などでは先進医療と称して実際の治療が進められています。

■選択肢が広がる
患者さんの遺伝情報が明らかになると?
万人にとって最適な薬であっても効かない事例が明らかになります。
とはいえ治療の選択肢が多ければ?
救える命が少なくありません。
もちろん病気個々に定番の治療法があることがベストです。
しかし患者さんの生活スタイルに合った治療法が選べることも?
予後を考えれば?
追求するべきことでしょう。

おすすめ記事

435392 他人事ではありません。賢い介護の受け方は5パターンです

介護を苦にして心中する!何とも言い難い事件が多発しています。特に妻を介護している男性ほど、思い悩…

カテゴリー

PAGE TOP