まだまだ死ねない?2016年に始まる再生医療3選

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誰もが死にたくはありません。
健康で長生きしたいものです。
とはいえ長生きすれば身体のあちらこちらが傷んできます。
それを我慢して生きるのか?
これまではそうでした。
日頃の不摂生を反省したものです。
しかしこれからは再生医療があります。
壊れたパーツを取り替える?
回復させることができるのです。
そんな期待が現実となりそうな再生医療について、いくつか紹介しましょう。

■再生医療とは

再生医療とは?
傷付いたり失われた臓器や組織を文字通り再生する医療技術です。
実験段階では既に多くの技術が登場しています。
とはいえこれまでは話が先行して実質が伴っていませんでした。
ひとつの理由として?
日本は薬の承認に時間がかかっていたことです。
もちろん安全性を調べるには時間がかかります。
しかしいつまで待つべきなのか?
そこで2014年11月に旧薬事法が改正されました。
法律の名前自体も、医薬品医療機器法へと変わりました。
中でも再生医療に用いる薬や機器の審査を短縮しよう!
これが目玉です。
法的環境も整ったので、後はいつやるか?だけです。

■2016年に始まる主な再生医療品

長年研究を続けてきた多くの製薬および医療機器メーカーは、2016年に再生医療を具体的に着手します。
今年期待できるのは、主に次の3つです。

1.テルモのハートシート

医療機器メーカーとして著名なテルモの代表作は、ハートシートです。
とはいえ2015年9月に厚生労働省から製造承認を受けています。
そういう意味では様々な点でモデルケースになりそうです。
なおハートシートは、重症の心不全患者さんに対する治療効果が期待されています。
当人の大腿部などから筋肉組織を採取します。
それを培養して細胞シートを作ります。
そして手術によって心臓へ貼り付けます。
すると心臓の活力が再生していく原理です。
2016年春から治療が本格化するようです。

2.大日本住友製薬によるiPS細胞治療

中堅どころの大日本住友製薬はiPS細胞を利用した再生医療をスタートさせます。
主に神経系の病気であるパーキンソン病や眼の病気である加齢黄斑変性に対する治療です。
現状はまだ治験段階です。
しかし治験であっても多くの患者さんに対応することができるでしょう。
加齢黄斑変性は失明の最たる原因です。
またパーキンソン病も生活の質を極度に落としてしまいます。
それぞれ日本における患者数が少なくありません。
これらへの治療法が確立すれば?
日本はもっと明るくなるでしょう。

3.JCRファーマが合併症対策

白血病などの治療に際して造血幹細胞を移植することがあります。
すると中には移植片対宿主病と呼ばれる合併症を起こすケースがあります。
これは移植された細胞を免疫系が敵とみなして攻撃してしまう症状です。
そこで健康な人の骨髄液からヒト間葉系幹細胞を培養して製造します。
これが合併症の治療薬として使えることがわかってきました。
JCRファーマはこれを2016年2月から本格的に増産、販売を開始するようです。

■既に承認済みの再生医療技術

旧薬事法の時代に承認を受けていた再生医療技術もあります。
例えば富士フィルムの子会社であるジャパン・ティッシュ・エンジニアリングは培養した表皮や軟骨を扱っています。
いずれもちょっとしたことですが、治れば患者さんの気持ちも晴れやかになります。
なお同社は培養角膜上皮に関しても研究中です。
まさしく再生医療のリーディングカンパニーとなっています。

■これからは再生医療の時代です

上記以外でも、多くの医療系企業が再生医療の技術や製品を検討、研究しています。
これからは再生医療の時代です。
神経系は一度損傷すると治らない?
再生医療が一般化すれば、それは過去の話になります。
もちろんどこまで治療するのか?
身体中再生医療だらけになれば?
自分は誰なのか?
わからなくなってしまいそうです。
とはいえ辛い思いをしなくて済みます。
まだまだ死ぬわけにはいかない?
再生医療が当たり前になる時代まで、頑張って生きましょう。

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