サイトカインについて

インフルエンザはそれだけでも怖い病気ですが、時に小児において急激な発熱が意識障害や神経障害を引き起こすことがあります。
これを一般にインフルエンザ脳症と呼んでいます。
インフルエンザ脳症は、その原因が明確ではなく、名前から考えてインフルエンザウイルスが脳内で炎症を起こすと考えがちですが、それは正しくありません。
現在有力な説は、人間が生体防御のために産生したサイトカインと呼ばれる物質が原因であるとするものです。
本来人間の体は、ウイルスや病原菌などの異種タンパク質が侵入すると熱を出して病原体を死滅させようとします。
つまりタンパク質は熱に弱いためです。
しかし子供の場合に高熱が出ると、それが危険!と考えて解熱剤を投与する傾向にありますが、特にアスピリン系の解熱剤は副作用としてサイトカインの産生量を増加させることが指摘されており、サイトカインが体内で過剰になるサイトカインストームというアレルギーに似た症状を引き起こし、これがインフルエンザ脳症になると考えられています。
そのためインフルエンザ脳症の予防を考えると、高熱だからといって安易に解熱剤を使うのは逆に危険です。
発熱にはそれなりの意味があるからです。

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