ビッグデータの活用は今後の医療にとって大きなポイントになる?

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4月12日の官民対話にて、安倍首相は医療機関が持つ患者のデータを名前を明かさない事を条件に同意なしで集められる仕組みづくりをと表明。健康診断の結果や手術後の経過など、医療に役立つデータを集めるのが目的としているものの、自分の同意なしに勝手に裏でいろいろな事がなされると思うと、違和感を覚える人もいるのではないでしょうか。
むしろ、憤りを覚えた人もいるかもしれません。
ただでさえ、マイナンバーの時にも「大丈夫」だとあれほど豪語していたにも関わらず、結局は個人情報漏えいがありました。マイナンバー以外にも、デジタル時代に対応していないかの如く、お粗末なミスが目立ちます。
情報運用の前に、まずはそれらを徹底してくれと思っている人の方が多いのではないでしょうか。
一方では、ビッグデータを活用する事により、これまでの医療では難しいとされていた事が行えるようになるのも事実です。
そこで、ビッグデータを活用するメリットをいくつか挙げてみるとしましょう。

医療のデータが増える事のメリット

医療は、机上の空論では成り立ちません。言い方は悪いですが、患者の数が多ければ多い程、症例が増えるので医学は発展します。
なぜそのような症状となったのか。術後の環境と経過を見て、因果関係を調べる事も出来ます。症例が少ないと、データの信憑性が落ちます。
ですが、データが多ければ多い程、より正確なデータ、そして確実なデータを得られるのです。
症例が少ないと、ジャンルそのものが発展しません。つまり、ビッグデータを活用する事によって、医療は飛躍的に発展する可能性を秘めているのです。

医学の発展のためには必要

個人情報の取り扱いという点に関してはどうしてもデリケートになってしまいがちですが、医学の発展という観点で考えると、これ以上素晴らしい事はありません。
医学にとって、症例は喉から手が出るほど欲しいのです。自分自身が研究しているジャンルであればあるほど、データはたくさんあるに越した事はないのです。
少ない中から得たデータと、多くの症例から得たデータとでは信憑性がまったく変わるのです。
医学の発展という点から考えると、安倍首相の談話はとてもありがたい事ですし、医学の世界に身を置いている人間にとっては、むしろ「ようやくか」とさせ思っているかもしれません。
それだけ、医学では症例が大切なのです。予防という点にも役立ちますし。

個人情報への取り組み

一方で何より懸念されるのは個人情報の保護です。安倍首相も「名前を明かさないのであれば」という条件を出していますが、このような形で個人情報が守られた試しがありません。
むしろ毎回のように何かしらのトラブルが起きているので、そちらに対して辟易している人もいるでしょう。
そのような状況の中で、「同意なしに」と言われても、「はい、役立てて下さい」と理解出来るような国民の方が少ないのではないでしょうか。
ましてや病状ともなれば、出来れば誰にも知られたくないと思っている人もいるはずです。
それらの点が本当にクリア出来ているのかと思っている人は多いのではないでしょうか。知らない所で自分の何かが名前と共に漏れている…。
特にインターネット上は、一度データが出てしまったら誰が見たのかまで把握出来ません。
個人情報の事を徹底してからだろうと思っている人も多いでしょう。「信頼しろ」と言われても、これまでの状況から、信頼出来ないと思っている人の方が圧倒的に多いでしょうし。

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