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不正出血とは何?

生理以外に膣から出血する事を「不正出血」と言います。良性・悪性を問わず、生理期間中以外に膣から見られる出血全てがこの不正出血です。ですから、女性の不正出血には、嬉しいものと、悲しいものとがあります。まず、最も嬉しい出血は、妊娠初期に起こる着床出血で、そこに新しい生命が宿った事の証のような出血です。勿論、世の中の全ての女性が今母親になる事を望んでいるという訳ではありませんから、悲しい不正出血である方も少なくはないだろうとは思います。けれど、多くの女性は、驚きや戸惑いや不安はあっても、最終的には嬉しい不正出血になる事でしょう。いや、本来この着床出血は、全ての女性にとって嬉しい出血でなくてはならないのです。しかも、数ある不正出血の中でも、嬉しい不正出血と言えるのはこの着床出血のみで、他に特に身体的異常のないものとしては、排卵期に起こる「排卵期出血」や、思春期に起こる「若年子宮出血」、そして反対に更年期障害の一つとして生じる「更年期出血」がありますが、これら機能性出血以外の不正出血の大半は器質性出血と呼ばれる悪性の不正出血で、何らかの婦人科の病気のサインとなっている事が圧倒的多数です。特に、子宮や卵巣、あるいは膣と言った生殖器に腫瘍がある場合、必ずと言っていいほど、遅かれ早かれ不正出血を引き起こします。その腫瘍の中には、子宮筋腫や子宮頸管ポリープと言った良性のものもありますが、やはり子宮癌や卵巣癌、あるいは外陰がんや膣がんと言った悪性の腫瘍である可能性も低くはないでしょう。また、卵子がせっかく精子と合体しても、その卵子に異常がある場合、胎児にはならず、「胞状奇胎」となって体内にとどまり、最終的には絨毛癌を引き起こすリスクがあります。こうした場合でも、不正出血を見逃さない事で早期発見出来、早期治療と完治が望めますから、やはり器質性不正出血は例え嬉しいものであっても、悲しいものであっても、決して見逃さず、なるべく早く婦人科で検査してもらうようにしましょう。

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