あああ

世界における差別

Diverse Diversity Ethnic Ethnicity Unity Togetherness Concept

今日は障害者差別に関するお話しです。

うつ病などの精神疾患を持つ人たちが所持している精神障害者保健福祉手帳の表紙には、ただ単に「障害者手帳」としか記載されていない事をご存じですか?一方、体の不自由な方々が所持しておられる身体障害者手帳には、「身体障害者手帳」と明確に記載されています。
これは、精神障害者に対する嫌悪感を軽減するための配慮で、謂わば障害者差別対策の一環とも言えるシステムですね。

しかし、本来、障害者差別は、私たち健常者が障害者に対して傷付けるような言動を取る以前に、国や公共団体などが率先して行なって来ました。

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツが、ユダヤ人を強制収容所に送り込み、次々と毒ガス殺した事は、誰もが知っている悲しい歴史の一幕です。
けれど、当時ヒトラーは、ユダヤ人だけではなく、精神障害者の一部とも言える同性愛者や知的障害者、そして、身体障害者に対しても同様の処置を取っていました。
ただ、ユダヤ人であるというだけで命を奪われた人がいたあの時代、ただ手足が不自由だとか、目が見えない、あるいは、耳が聞こえないというだけの理由で、政治犯たちと一緒に命を奪われていった人たちもまた、大勢いたのです。

一方、豊かな福祉制度が目立つ北欧の国々では、約100年に渡って精神障害者や知的障害者に対する矯正避妊手術や結婚の規制が出されていました。
それも、デンマークでは1967年まで、フィンランドでは1970年まで、そしてスウェーデンでは、不妊法が改正され同意のない不妊手術が一切禁止される1975年まで続けられていたんですよ。

ではでは、日本はどうかというと、国を挙げての政策というところまではいきませんが、やはり似たような行為を行なっていた施設等もあったようです。
その証拠に、2007年夏に、千葉県では、こうした障害者に対する差別をなくすための条例というのが施行されています。

ただ、国がやっていたから国民は堂々とやってもいいかというと、それは違います。
国はいつも正しいとは限っていません。
そこのところ、きちんと認識しておきたいですね。

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