予後の統計

インフルエンザは本来、時間が経過すれば自然に治る病気ですが、時に小児など体力が弱い人のケースではインフルエンザ脳症を発症することがあります。
統計的にみるとインフルエンザ脳症は、A型インフルエンザの流行時に5歳以下の小児に発症しやすいとされており、神経障害を引き起こすので予後が悪く、運動麻痺、視力・聴力障害、さらに精神遅滞やてんかんなどの後遺症が残りやすいとされています。
明確なインフルエンザ脳症の予後に関する統計はありませんが、厚生労働省のインフルエンザ脳症研究班による統計では、急性インフルエンザ脳症による死亡例が30%、後遺症が発症する例が25%で見られたとされ、予後が気になる病気のひとつです。
インフルエンザ脳症の原因は明確ではありませんが、インフルエンザウイルスが脳内で炎症を起こすわけではなく、サイトカインと呼ばれる生体防御反応に関係する物質が逆に過剰になることが原因のひとつと考えられており、近年は解熱剤の投与とサイトカインの産生、そしてインフルエンザ脳症やその予後との因果関係が統計的に裏づけ始められているので、治療に際しては安易な解熱剤の使用を控え、予後を含めて慎重な判断が必要とされています。

おすすめ記事

435392 他人事ではありません。賢い介護の受け方は5パターンです

介護を苦にして心中する!何とも言い難い事件が多発しています。特に妻を介護している男性ほど、思い悩…

カテゴリー

PAGE TOP