子供に麻痺が残るエンテロウイルスD68に注意しましょう

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ウイルスには多くの種類があります。
そのためまだまだわからないことだらけです。
ウイルスが最も厄介なことは?
単純であるが故に直ぐ型が変異してしまうことです。
もちろん人間にとって無用な変化をすることもあります。
しかし逆に?
極めて危険な状態に至るケースも少なくないようです。
そこで今注意すべきなのは?
エンテロウイルスD68です。
子供に麻痺が残ると心配されています。

■エンテロウイルスとは

エンテロウイルスとは何か?
これはエンテロウイルス属という分類群に対する総称です。
同属の中には?
ポリオや手足口病などを引き起こすウイルスも含まれています。
そして今回注目するのは?
D68という型です。
D68は一見すると?
風邪を引き起こすライノウイルスに類似しています。
そのため感染すると?
咳や鼻水、発熱などの風邪に似た症状を示すケースが多いようです。
一方で喘息のように呼吸が苦しくなったり肺炎に至るパターンも稀ではないようです。

■アメリカで集団感染した

風邪をひくくらいであれば?
それほど恐れることはないでしょう。
日頃のうがいや手洗いで?
予防することは可能だからです。
また免疫力を高める努力をすれば?
重篤化することもありません。
とはいえ2014年8月にアメリカで突発的な流行が起きました。
約半年の間に1153人が感染しました。
うち14人が死亡したようです。
死亡するとなると心配です。
日本でも集団感染などが起きたら?
対応できるのでしょうか。

■麻痺が残る症例が日本でも

エンテロウイルスの感染例は?
日本でも毎年数件の報告があります。
ただし2010年と2013年は?
100例以上の報告がありました。
ここから周期的に流行する可能性が示唆されます。
もちろん感染しても多くは風邪のような症状です。
調べたらD68がいた!
その程度です。
とはいえ少数ですが急性気管支炎や気管支喘息の症状で入院した例があります。
さらに2015年9月には?
生後11カ月の男児が半身麻痺の状態で入院し、麻痺が残ってしまったようです。
これに関連して国立感染症研究所は?
2016年1月19日、麻痺を訴える患者が昨年末までに66人に達した!
発表しました。
乳幼児がいる家庭は注意したいですね。

■春までに対策をまとめる

日本で感染症の研究をする最前線は?
国立感染症研究所です。
ここでは全国からD68によると思われる症例のデータを集めて分析しています。
そして治療方法を含めた調査結果を2016年の春を目処にまとめる方向にあります。
早急に対策を示してもらえれば?
一般の人たちも安心できますね。
ちなみに同研究所ではD68感染症に関する一般向けQ&Aを作成しています。
心配な方は一読することをお奨めします。

■アメリカでは診断キットが作られた

エンテロウイルスを含めて感染症の治療に際して重要なことは?
原因菌・ウイルスを特定することです。
特にウイルスの場合には?
型まで突き止めることが大切です。
なおこれまでもエンテロウイルスに対する検査キットがありました。
ただし診断結果を得るまでには?
数日かかっていました。
ウイルスのDNAやRNAを培養する必要があったためです。
しかし2015年の夏にアメリカで簡易の診断キットが作られました。
これだと数時間で結果がわかるようです。
これが日本でも使えるようになるのでしょうか?
日本は薬を含めて海外製品が導入されるまでに時間がかかります。
それでも命に係わる病気に関しては?
新しい法律もできたので迅速な対応をお願いしたいものです。

■予防するには

エンテロウイルスD68は?
それほど強いウイルスではありません。
日頃健康な大人であれば?
何らの症状を示すこともないでしょう。
ただし免疫力の弱い乳幼児の場合には?
喘息のように激しく咳き込むことがあります。
また喘息の既往歴があると?
悪化しやすいようです。
そのためお父さんやお母さんは?
保菌者とならないように注意しましょう。
とはいえこまめに手洗いをしたり塩素系消毒剤を使えば?
予防できます。
主な感染経路は飛沫や接触によるものだからです。
恐れる必要はありませんが?
油断は禁物です。

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